グランツーリスモ7の雨を制する!
走り方のコツとセッティング解説

「グランツーリスモ7」をプレイしていて、雨のレースに苦戦したことはありませんか?
晴れの日とは全く違うグリップ感や挙動に戸惑い、「どうすれば速く、安定して走れるの?」とお困りの方も多いはず。
今回は、雨のコンディションでの走り方のコツやポイント、そして効果的なセッティングについて、詳しくお伝えします。
これを読めば、雨のレースがむしろ得意になるかもしれませんよ!
雨の走り方の基本:何が晴れと違うのか?
まず、雨のレースで重要なのは「グリップが極端に減ること」を理解すること。
濡れた路面ではタイヤが滑りやすくなり、加速もブレーキもコーナリングもすべてが難しくなります。
GT7ではリアルな物理演算が採用されているので、現実の雨の運転に近い感覚が味わえます。つまり、慎重かつスムーズな操作が鍵なんです。
では、具体的なコツを見ていきましょう。
雨の走り方のコツとポイント

選択可能なら4WD車を選ぶ
グランツーリスモ7には様々なイベントレースがありますが、「FF」や「FR」などの駆動方式を指定しているレースや、車種を指定しているレース以外で4WDを選択できるレースであれば雨が降る可能性を考慮して最初から4WDを選択するのは雨に打ち勝つ最も効果的で簡単な方法です。
スロットルとブレーキは「優しく」が鉄則
晴れのレースではアクセル全開でガンガン攻めてもタイヤがグリップしてくれますが、雨ではそうはいきません。
アクセルを急に踏み込むとリアが滑ってスピンし、ブレーキを強く踏むとロックして曲がれなくなります。
トラクションコントロールも必須なんですが、例えば1速で回るコーナーを2速で回るなどして、そのコーナー限定で簡易トラクションコントロールをすることも出来ます。
コツ:アクセルは少しずつ踏み込んで、車が滑り始めたらすぐ戻す。ブレーキもフルブレーキングは避けて、軽く踏んで徐々に強めるイメージで。
ポイント:特にコーナーの進入では、早めに減速を済ませておくのが大事。スピードを落としすぎるくらいでちょうどいいこともあります。
ライン取りを調整
晴れの定番ライン「アウト・イン・アウト」が雨でも基本ですが、路面状況に注意が必要です。濡れた路面ではコーナーの内側に水たまりができやすく、グリップがさらに落ちることがあります。
また、加速・減速時はドライのとき以上にハンドルが真っ直ぐの状態にしておかないとタイヤのグリップが無くなってしまうのでそこは要注意です。
コツ:水たまりを避けるようにラインを微調整。たとえば、内側が濡れているなら、少し外寄りのラインで我慢するのも手です。
ポイント:GT7のグラフィックを見れば、路面の濡れ具合が視覚的に分かるので、それを頼りにしましょう。
コーナリングは「滑らせない」ことを優先
雨ではオーバーステア(リアが滑る)やアンダーステア(フロントが曲がらない)が起きやすいです。特にFR車やパワーのある車だと顕著。
テールスライドした時に備えて、カウンターを当てる練習もしておきましょう
カウンターとは「カウンターステア」のことで、例えば右コーナーでステアリングを右に切ったときオーバーステアが出たら進行方向とは逆にハンドルを切ることです。
コツ:ステアリングを切りすぎないように注意しつつ、滑り始めたらカウンターステア(逆ハンドル)で素早く修正。アクセルを少し緩めるだけでも安定することが多いです。
ポイント:ハンドルを切るタイミングを少し遅らせて、車が落ち着いてからコーナーに進入するとコントロールしやすいです。
視界と距離感を意識する
雨のレースでは視界が悪くなり、前方の車やコーナーの位置が見づらいことも。GT7では雨粒のエフェクトがリアルで、没入感はすごいけど運転は大変!
グランツーリスモ7では4種類の視点で遊ぶことが出来ますが、雨のレースはスピードレンジが大きく落ちるのでドライバー目線で走るのがおすすめです。
理由としてはハンドルの状態が一番分かりやすいのでアクセルやブレーキのタイミング判断も容易になります。
コツ:前車との距離をいつもより多めに取って、急な動きに備える。特にマルチプレイでは接触リスクが上がるので要注意。
ポイント:カメラ設定を「コックピット視点(ドライバービュー)」にすると、雨粒の影響が減って見やすくなることもあります。
タイヤ選択は状況次第で柔軟に
GT7ではレース前にタイヤを選べることが多いですが、雨の場合は「ウェットタイヤ」(インターミディエイトやヘビーウェット)が基本。ただし、路面が乾き始めると逆に不利になる場合も。
ポイント:ヘビーウェットは大雨専用なので、軽い雨ならグリップしすぎてタイムが落ちることもあります。
コツ:レース開始時の天気予報や路面状況を見て判断。微妙なときはインターミディエイトを選んでおくと無難です。
ハンコンを利用する
ハンコンはDualSenseワイヤレスコントローラーより繊細にステアリングワークをアクセルワーク、ブレーキングを行うことが出来ます。
安いものだと1万円台からありますし、選択肢の一つとして検討するのもありだと思います。

赤丸のところで路面の水量を推測することが出来ます
雨に強いセッティングのポイント

走り方の次は、車のセッティングです。雨ではデフォルトの設定だと滑りやすいので、少し調整すると劇的に走りやすくなります。
初心者でも扱いやすいセッティングを目指して、以下を試してみてください。
タイヤ:ウェットタイヤを迷わず選択

レースでタイヤ選択が可能な場合、迷わずウェットタイヤを選びましょう。レーシングスリックだと、雨ではグリップがほぼゼロに近い状態になります。
スポーツタイヤは溝があるのでそれなりには走りますが、グリップはかなり低下します。
サスペンション:スプリング

雨では路面の凹凸で車が跳ねやすく、グリップが不安定になりがち。サスペンションを柔らかくすると、タイヤが路面にしっかり接地しやすくなります。
固有振動数:デフォルトか少しだけ柔らかめ(数値を小さく)にする
ダンパー(伸び/縮み):少し柔らかめに(数値を下げる)
ポイント:硬すぎると跳ねてスピンしやすくなるので、乗り心地優先でOK。
サスペンション:車高

車高が低いと水たまりでハイドロプレーニング(水膜で浮く現象)が起きやすくなります。少し高くすると安定感が増します。
前後ともに5~10mm上げる
ポイント:高すぎるとコーナリングが不安定になるので、ほどほどに。
ダウンフォース:高めに設定
雨ではスピードレンジが確実に落ちるので空気抵抗より安定性が重要。ウイングやカスタムパーツを付けてダウンフォースを増やすと、高速コーナーでも車が落ち着きます。
フロント&リアのダウンフォース:最大に近い値に
ポイント:直線スピードは落ちますが、雨ではコントロールが優先。
LSD(リミテッドスリップデフ):滑りを抑える

LSDの設定で加速時の滑りを減らすと、雨でも立ち上がりが安定します。
イニシャルトルク:低め(5~10)
加速時の効き:高め(25~40)
減速時の効き:中程度(20~30)
ポイント:車種や駆動方式(FR、FF、4WD)で感覚が変わるので、走りながら微調整を。
ギア比:低速寄りに

雨では高回転でタイヤが空転しやすいので、ギア比を短めにすると扱いやすくなります。
走行する際に、回転数を引っ張らないでタコメーターの半分くらいに来たらシフトアップするという手もあります。
ファイナルギアを少し高く(数値を下げる)
ポイント:加速重視で、直線が長いコースでも無理にトップスピードを狙わ
実践編:とにかく雨で走ってみよう
車選び:最初はパワーが控えめなFR車(例: TOYOTA AE86)や安定感のある4WD(例: SUBARU WRX)を。
セッティング:上記のポイントを参考に、ダウンフォース高め、サス柔らかめで。
走り方:最初のストレートでフル加速後、早めにブレーキを開始。コーナーではアウト寄りをキープして滑りを最小限に。
何周か走ると、雨でも車の挙動が読めるようになってきます。タイムを気にせず、まずは安定して完走を目指してください。
最後に:雨を楽しむ気持ちを忘れずに
雨のレースは難しいけど、GT7のリアルな水しぶきや反射が最高にカッコいいですよね。最初はクラッシュ連発でも、慣れれば晴れとは違う達成感が味わえます。
セッティングをいじって、走り方を工夫して、少しずつ上達していきましょう。
それでは、安全運転?で楽しんでください!
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