セッティング用語かんたん解説
この記事ではセッティングシートに出てくる項目を簡単に解説します。
なんとなくでも良いので少しでも理解していると、オリジナルのセッティングをセットアップ出来たり、人のセッティングをアレンジしたりすることも出来るようになり、グランツーリスモ7がもっと楽しくなります。
サスペンション

車を速くて走りやすい車にするためには必須のセッティング項目です!
例えば同じパワーの同じ車種があったとしたら、足回りのセッティングをするしないでタイムが大きく違ってきます。
また、走りやすい車にすることでタイムも上げやすくなります。
足回りのセッティングは一概にこれと決まっているわけではなく、車種・パワー・駆動方式・天候・路面・コースなどによって変わってきます。
ちなみにサスペンションセッティングのことを一般的に「足回りのセッティング」といいます。
それでは細かく各項目を見ていきましょう。
車高調整

車高を調整します。ほとんどの場合で車高は下げることが多いです。
車高を下げることで無駄な車体の動きが減り運動性能が向上します。
一般的にフロントの車高を下げたらオーバーステア傾向、フロントを上げたらアンダーステア傾向になります。駆動方式の違いなどでもセッティングの方法が変わってきます。
アンチロールバー

左右の車輪をつなぐバネのようなものです。数値を大きくするほど固くなりロール量が減ります。悩んだら前後同じ数値にしておくのが無難です。
悪路や高さのある縁石があるコースなどは数値を小さくするのがオススメです。
減衰比 縮み側

ダンパーの縮み側の減衰力を調整します。この数値を小さくすると同じバネの硬さでもバネが速く縮みます。強くしすぎると車が跳ねて挙動が乱れます。
一般的に伸び側の半分くらいの数値にする場合が多いです。
減衰比 伸び側

ダンパーの伸び側の減衰力を調整します。
一概には言えませんが縮み側の2倍から2.25倍くらいがちょうどいいです。セッティングする時は、それを目安に微調整しましょう
固有振動数

いわゆる、バネレートのこと。悩んだら、真ん中より少し固めで前後の数値を揃えてから走ってみて微調整しましょう。
ネガティブキャンバー角

車を正面から見た時にタイヤが「ハの字」になります。前後の数値は同じかそれに近くなるようにセッティングして下さい。
リアの角度の方を大きくするとアクセルで曲げるようなイメージになります。
トー角

車を上から見た時に進行方向に対して閉じるのがトーイン、開くのがトーアウトです。
一部のRR車を除いてリアはトーイン0.15から0.25くらい、フロントは0.00かトーアウト0.05くらいがオススメです。
ディファレンシャルギア

デフは、コーナリングや加速時に左右の駆動輪の回転差を調整する装置で、車の挙動を大きく左右します。
ゲーム内では「フロント」「リア」「センターデフ」(4WDの場合)の設定があり、「イニシャルトルク」「加速時の効き」「減速時の効き」の3つを調整します。
イニシャルトルクはデフのロック具合を示し、数値が高いほど回転差が少なくなり安定性が増しますが、曲がりにくくなるトレードオフも。
コースや車種に合わせてバランスを取ることが肝心で、例えばグリップ重視ならイニシャルを低めに、ドリフトなら高めに設定するなど、試走しながら調整するのがおすすめです!
イニシャルトルク

直進時など左右の駆動輪に回転差が生じていない時にかけておく与圧のことです。数値を大きくするほどアンダーステア傾向になります。
加速時の動き

数値を大きくするほど強く効くがアクセルオフ時に車が暴れたりします
減速時の動き

数値を大きくすると動きがぎこちなくなってターンインで強力なアンダーステアが発生します。
前後動力配分

4WD車の前後のトルクを配分します。スバルのDCCDのようなものでダートや悪天候時などは50:50にすれば走行が安定します。
リアを強くするとFRのようなカウンターを当てたドリフトも出来るようになります。
※50:50にするとサイドブレーキがほとんど効かなくなるので注意しましょう。
エアロダイナミクス

カスタムパーツやウイングの有無によって設定可能な数値が変わります。
ダウンフォースとは空気の力を利用して車を下方向に押し付ける力を言います。
飛行機などの揚力の逆と考えていただければ分かりやすいと思います。
ダウンフォース

ダウンフォースを強くすると最高速度が低下しますが、コーナーリングの安定性や加速時にリアタイヤがブレイクするのを防いでくれます。
ダンフォースの数値を変更することで、車が旋回するときの軸を変えることが出来ます。
たとえば、リアを強くすればアンダーステアになり旋回軸がリア寄りになります。
フロントを強くするとオーバーが強くなり、旋回軸がフロントに寄ります。
コンピュータ

車のコンピュータを変更することによって馬力をある程度自由に変更することが出来ます。
パワーアップはもちろん、パワーダウンさせることも可能です。
出力調整

フルカスタムコンピュータを装着するとエンジンの出力を調整できるようになります。PP制限のあるレースに出場する場合などに有効です。
同じような効果をもつパワーリストリクターと違ってトルクが下がりにくい仕様になってます。
性能調整

バラストやパワーリストリクターを使って主にPP(パーフォーマンスポイント)の調整を行うことが多いです。
高価なものではないので、車を買ったら買っておきたいアイテムです。
バラスト

車に搭載する重りのこと。PP調整で必要になる。
バラスト搭載位置

バラストの搭載位置を変えることが出来ます。
セッティングシート左側の前後重量バランスを確認しながら理想は50:50ですが、60:40から40:60の範囲内に収まるようにしましょう。
FRやMRだと、52:48~48:52くらいがベストです!
FFだけは例外でフロントの重量が減るとトラクションがかからないので70:30をターゲットにしましょう。
パワーリストリクター

エンジン出力を制限します。出力調整と違ってトルクが著しく低下してしまいます。
トランスミッション
トランスミッションは「ノーマル」「ロークロス・ミッション」「ハイクロス・ミッション」「フルカスタマイズ・マニュアル・ミッション」「フルカスタマイズ・シーケンシャル・ミッション」の5つがあります。
トランスミッションの種類 | 特徴 |
---|---|
ノーマル | デフォルト |
ロークロス・ミッション | 中低速サーキット用。ギア比は変更できない |
ハイクロス・ミッション | 高速サーキット用。ギア比は変更できない |
フルカスタマイズ・マニュアル・ミッション | ややラグがあり、Hパターンのような感じ |
フルカスタマイズ・シーケンシャル・ミッション | ラグがなくシフトチェンジが早い |
最高速(オート)

ギア比を変更して最高速を変えられます。最高速が上がれば加速力が鈍るのでバランスが重要です。
ナイトロ/オーバーテイク
出力調整

ナイトロによるパワーアップ率の設定。あまり使うことはないです。
過給器

過給器(ターボチャージャーやスーパーチャージャー)は、エンジンに供給される空気を強制的に圧縮することで、パワー出力を向上させる過給装置です。
ゲーム内では、過給器の設定を調整することで、車の加速性能や最高速に影響を与えることができます。
ターボチャージャー
パワーの出方や最高出力によって4種類のターボチャージャーが用意されています。
車種よっては超高回転型が無いなど、一部ラインナップが異なります
アンチラグ
アンチラグシステムを搭載することによって、使用することが出来ます。
ここではアンチラグ設定とともに解説します。
まずアンチラグとは、アクセルを踏んでエンジンの回転数が低い状態からパワーが出るまでのタイムラグを解消しレスポンスを良くするシステムです。
正直、DualSenseワイヤレスコントローラーで遊ぶ分には少し効果が分かりにくい部分はあります。
インタークーラー
ターボチャージャーを冷却するための装置で、グランツーリスモ7では単にパワーを上げるという認識で構いません。
スーパーチャージャー
ターボチャージャーの一種ですが、クランクシャフトから動力を得るのでタイムラグがなくリニアな乗りここちになります。
※スーチャーに対応した車種でないと取り付けられません。
給排気系
エンジンに吸気をする、エアクリーナー
エンジンから出る排気ガスが通るエキマニやマフラーを選択することが出来ます。
エアクリーナー
スポーツやレーシングにすると吸気効率が上がり、パワーアップします。
実写ではマフラーと同時に交換することが多いパーツですね。
マフラー
いわゆるエンジンサウンドというものはここから出てきます。
スポーツやレーシングに交換するとパワーが上がるのと同時にエキゾーストも変化します。
TOYOTAの4A-Gや日産のRB26などの名機のエンジンサウンドが楽しめます。
エキゾーストマニホールド
一般的にエキマニやタコ足と呼ばれるパーツで、排気効率を上げてパワーアップさせる効果があります。
ブレーキ
ブレーキシステム
サイドブレーキトルク

ドリフト用サイドブレーキを装着した場合に数値の変更が可能ですが、数値をイジることは稀です。
ブレーキバランス

ブレーキバランスコントローラーを装着したときのみ数値の変更が可能。車を買ったら出来れば付けて下さい。
東京エクスプレスウェイWTC600のように路面コンディションが時間の経過とともに変化するような場合や、タイヤの摩耗による車のバランス変化に対応するために有効です。
ステアリング
リア操舵角

4WSシステム装着車のリアの操舵角を調整できます。
4WSの対象の車は少ないですし、あまり使うことは多くないかもしれません。
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