サスペンション
セッティングシートに出てくる項目を解説します。
なんとなくでも良いので少しでも理解していると、自分オリジナルのセッティングをセットアップ出来たり、解説が分かるようになってくるのでグランツーリスモ7がもっと楽しくなります。
車高調整
車の高さを調整します。ほとんどの場合で車高は下げることが多いです。車高を下げることで無駄な車体の動きが減り運動性能が向上します。一般的にフロントの車高を下げたらオーバーステア傾向、フロントを上げたらアンダーステア傾向になります。駆動方式の違いなどでもセッティングの方法が変わってきます。
アンチロールバー
左右の車輪をつなぐバネのようなものです。数値を大きくするほど固くなりロール量が減ります。悩んだら前後同じ数値にしておくのが無難です。
減衰比 縮み側
ダンパーの縮み側の減衰力を調整します。この数値を小さくすると同じバネの硬さでもバネが速く縮みます。強くしすぎると車が跳ねて挙動が乱れます。一般的に伸び側の半分くらいの数値にする場合が多いです。
減衰比 伸び側
ダンパーの伸び側の減衰力を調整します。一概には言えませんが縮み側の2倍から2.25倍くらいがちょうどいいです。セッティングする時は、それを目安に微調整しましょう
固有振動数
いわゆる、バネレートのこと。悩んだら、真ん中より少し固めで前後の数値を揃えると良いです。
ネガティブキャンバー角
車を正面から見た時にタイヤが「ハの字」になります。前後の数値は同じかそれに近くなるようにセッティングして下さい。リアの角度の方を大きくするとアクセルで曲げるようなイメージになります。
トー角
車を上から見た時に進行方向に対して閉じるのがトーイン、開くのがトーアウトです。一部のRR車を除いてリアはトーイン0.15から0.25くらい、フロントは0.00かトーアウト0.05くらいがオススメです。
ディファレンシャルギア
イニシャルトルク
直進時など左右の駆動輪に回転差が生じていない時にかけておく与圧のことです。数値を大きくするほどアンダーステア傾向になります。
加速時の動き
数値を大きくするほど強く効くがアクセルオフ時に車が暴れたりします
減速時の動き
数値を大きくすると動きがぎこちなくなってターンインで強力なアンダーステアが発生します。
前後動力配分
4WD車の前後のトルクを配分します。スバルのDCCDのようなものでダートや悪天候時などは50:50にすれば走行が安定します。リアを強くするとFRのようなカウンターを当てたドリフトも出来るようになります。
エアロダイナミクス
ダウンフォース
カスタムパーツやウイングの有無によって設定可能な数値が変わります。ダウンフォースとは空気の力を利用して車を下方向に押し付ける力を言います。飛行機などの揚力の逆と考えていただければ分かりやすいと思います。
ダウンフォースを強くすると最高速度が低下しますが、コーナーリングの安定性や加速時にリアタイヤがブレイクするのを防いでくれます。
コンピュータ
出力調整
フルカスタムコンピュータを装着するとエンジンの出力を調整できるようになります。PP制限のあるレースに出場する場合などに有効です。同じような効果をもつパワーリストリクターと違ってトルクが下がりにくい仕様になってます。
性能調整
バラスト
車に搭載する重りのこと。PP調整で必要になる。
バラスト搭載位置
バラストの搭載位置を変えることが出来ます。セッティングシート左側の前後重量バランスを確認しながら理想は50:50ですが、60:40から40:60の範囲内に収まるようにしましょう。FFだけは例外でフロントの重量が減るとトラクションがかからないので70:30をターゲットにしましょう。
パワーリストリクター
エンジン出力を制限します。出力調整を違ってトルクが著しく低下してしまいます。
トランスミッション
最高速(オート)
ギア比を変更して最高速を変えられます。最高速が上がれば加速力が鈍るのでバランスが重要です。
ナイトロ/オーバーテイク
出力調整
ナイトロによるパワーアップ率の設定。あまり使うことはないです。
ブレーキ
サイドブレーキトルク
ドリフト用サイドブレーキを装着した場合に数値の変更が可能ですが、数値をイジることは稀です。
ブレーキバランス
ブレーキバランスコントローラーを装着したときのみ数値の変更が可能。車を買ったら出来れば付けて下さい。東京エクスプレスウェイWTC600のように路面コンディションが時間の経過とともに変化するような場合や、タイヤの摩耗による車のバランス変化に対応するために有効です。
ステアリング
リア操舵角
4WSシステム装着車のリアの操舵角を調整できます。
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