ドライビングテクニックの間違いとその解決策
ドライビングテクニックは、安全に快適に走るために必要なスキルです。しかし、初心者の中には、ドライビングテクニックを身につけるのが難しいと感じる人もいるでしょう。
また、ドライビングテクニックを知らないままやってしまいがちな間違いもあります。この記事では、初心者がやってしまいがちなドライビングテクニックの間違いとその解決策を紹介します。
アクセルの全開率がマリオカート並み
初心者にありがちなんですが、アクセル全開でハンドル操作だけでコーナーをクリアしようとする無謀な運転をする、まさにマリオカートのような運転方法で走ってしまう場合があります。
アクセルを踏むときには、常に全開にするのではなく、各コーナーに応じて適切なスピードで曲がることが重要です。
また、アクセルオン・アクセルオフ・ブレーキのメリハリを付けることも重要です。メリハリがないと、車の動きが不安定になります。
アクセルを踏むときは、スムーズに加速するように心がけましょう。
ブレーキをかけたまま曲がろうとする。
時にはブレーキを軽くかけたままの方が曲がりやすい場合もありますが、基本的にブレーキは減速するために使用して、ターンイン(ハンドルの切り始め)時にはブレーキを完全にリリースしていたほうが速く走ることが出来ますし、車がよく曲がってくれます。
特に雨の場合は、路面が滑りやすくなるのでブレーキをリリースしてタイヤのグリップを回復させないと非常に曲がりにくくなります。
減速は、コーナーに入る前に8割から9割終わらせておくイメージで走るといい感じで走ることが出来ます。
コーナーに入る前に完全に減速してしまうと、スピードを落としすぎてコーナー進入時に逆に加速して更に減速するということをしないといけないので注意が必要です。(コーナーの出口ではなく入口でアクセルを使うので結果的にタイムロスしてしまいます)
ハンドルを切った状態でのフルブレーキング
ハンドルを切った状態でフルブレーキングするというのは、非常に危険な行為です。
スピードが出すぎているとアンダーステア(前輪が曲がらない)が出る場合がありますし、オーバーステア(後輪が滑る)よりのセッティングだと急激で強いオーバーステアが発生して最悪の場合スピンしてしまいます。
これらの現象は、車の制御を失わせてクラッシュにつながります。フルブレーキングは、緊急時以外は避けるべきです。
目の前のコーナーしか見ていない
ドライビングテクニックでは、視野を広く持つことも重要です。目の前のコーナーだけではなく、その先のコーナーも見ておくことで、ライン取りやスピード調整がしやすくなります。
モータースポーツライセンスを持っていてサーキット走行をする人には常識ですが、サーキット走行する際には「目線は遠く」と習います。
コーナーを通過する際に次のコーナーを攻略する為の走行ラインやスピードにしないといけないのに、目の前ばかり見ているとどうしてもステアリング操作やスピードコントロールをミスしてしまうので目線を遠くにして次のコーナーの情報を頭に入れる必要があります。
グランツーリスモでも同様で、これが出来るようになるだけでタイムの改善が期待できます。
当然、どのコーナーもブレーキを遅らせてレイトブレーキングすればいいというわけではありません。
突っ込み重視・立ち上がり重視という言葉があるようにコーナーの次を考えてライン取りをしないといけません。
レッドゾーン手前でシフトアップしてしまう
実車では故障してしまうので出来ませんが、グランツーリスモの場合はレッドゾーンに入れて少し引っ張ったほうがタイムは上がる場合が多いです。
レッドゾーンとは、エンジンの回転数が限界に達する領域のことです。
レッドゾーンに入ると、エンジンに負担がかかりますが、パワーも最大になります。レッドゾーン手前でシフトアップしてしまうと、パワーを逃してしまいます。レッドゾーンに入れて、シフトアップのタイミングを見極めましょう。
マニュアルトランスミッションの場合、シフトダウンが早すぎる
マニュアルトランスミッションの場合、シフトダウンするときには、タコメーターの回転数がしっかり落ちてからすることが大切です。
シフトダウンが早すぎると、シフトロック(エンジンブレーキが強すぎてタイヤがロックする)のような状態になって止まらなくなることがあります。
シフトダウンするときは、クラッチを切ってからエンジンの回転数を合わせることで、スムーズに変速できます。
以上、初心者がやってしまいがちなドライビングテクニックの間違いとその解決策を紹介しました。
ドライビングテクニックは、練習すれば必ず上達します。安全運転を心がけながら、楽しくドライビングを楽しみましょう。
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