グランツーリスモ7 車のセッティングまとめ
グランツーリスモ7で速く走るためにはドライビングテクニックと同様、セッティングは重要なファクター(要因)になります。
しかし、セッティングは非常に難しいです。
駆動方式やコース、天候、など様々な要因が関係してきます。
たとえば、TOYOTA・GR86でドライ路面の鈴鹿サーキットを走るための完璧なセッティングが出来たとしてもコースが変わったり天候が変わったり、もちろん車が変わったらセッティングは変わるのでセッティングは奥が深いです。
ひどい時はセッティングが出来た翌日に走ってみると、なにか違う、、、ってことにも
セッティングの基本的な考え方

GT7では、車の挙動はサスペンション、タイヤ、空力、ギア比など多くの要素に影響されます。セッティングを始める前に、以下の点を意識したほうが良いです
目的を決める:タイムを追求するのか、乗りやすさを重視するのか、ドリフトを楽しむのか。目的によって調整が変わります。
コース特性を理解する:長いストレートが多いコースでは最高速重視、コーナーが多いコースではハンドリング重視など、コースに合わせた調整が必要です。
試走を繰り返す: 数値を変えたら必ず走ってみて、感覚を確かめることが大事。理論だけでは完璧なセッティングはできません。
主なセッティング項目とそのポイント

GT7で調整できる主な項目と、初心者でも押さえておきたい基本を紹介します。
サスペンションの車高調整
低くすると重心が下がりコーナリングが安定します。最低値から5~10mm上げたくらいが車も安定して無理なく走らせることが出来ます。
減衰比
サスペンションの動きを抑える設定。硬くしすぎると路面追従性が落ちるので、バランスが重要です。縮み側は20~25の間、伸び側は40~45の間で調整するといいでしょう。ただし雪道や未舗装路を走る場時のラリーカーは別です。ラリーカーの場合は伸び側を60以上にした方が安定する場合があります。
固有振動数
スプリングレートと同じようなものです。数値が大きくなるほど硬い足回りになり、数値を小さくすると柔らかい足になります。
硬くすると応答性が上がりますが、縁石を使うと跳ねるなど乗り心地が悪くなりグリップが落ちる場合も。フロントが硬すぎるとアンダーステア、リアが硬すぎるとオーバーステアになりやすいです。
ダウンフォース(空力)
高くすると高速コーナでの安定性が増しますが、ストレートの最高速が落ちます。ハイパワー車でスピンしやすい場合は増やすと有効です。数値としては一般的にフロントよりリアのほうが大きくなります。
ギア比
加速重視ならギアを短く(数字を小さく)、最高速重視なら長く(数字を大きく)。コースの最長ストレートでトップギアがレッドゾーンに達するくらいが目安。
ほとんどの場合、マニュアル調整はせずに最高速(オート)の項目を変更すればいいだけです
LSD(リミテッドスリップデフ)
加速時のトラクションと減速時の車体の姿勢を調整。イニシャルトルクを強くするとコーナー立ち上がりや減速時に安定しますが、やりすぎるとアンダーステアに繋がるので注意。
タイヤ
レースならレーシングタイヤを選ぶのが基本。市販車だとスポーツタイヤでも十分な場合も。PPを大きく減らしたい場合はコンフォートタイヤにすると効果大!
バラスト
文字通り重りのことなんですが、車体の前後重量バランスを調整するのにかかせません。
必ずではないですが乗りやすさは速さに直結することが多いです。
初心者向けの簡単なセッティング手順

デフォルトで走ってみる
まずそのままのどノーマル状態でコースを走り、どこに不満があるか(曲がらない、滑る、加速が悪いなど)を感じ取る。
少しずつ調整
一度に全部変えず、1項目ずつ変更して試走。たとえば「リアが滑る」ならダウンフォースを増やすか、リアのスプリングを少し硬くする。ただ、ブレーキング時にリアが出る場合はフロントのダウンフォースが強すぎる場合もあります。
バランスを意識
フロントとリアの設定は連動しているので、片方だけ極端に変えないように。
上級者向けのコツ

パフォーマンスポイント(PP)を意識
オンライン対戦やイベントではPP制限があるので、パワーアップとセッティングで上限内に収める工夫が必要。
エンジンスワップを活用
一部の車ではエンジン換装が可能。挙動が変わるので、それに合わせてセッティングを見直すと面白い。
実車感覚を参考に
GT7はリアル寄りの挙動なので、実車のセッティング知識(例: 車高を下げすぎると跳ねる、車高を上げるとロール量が増えるなど)を応用できます。
よくある悩みと対策

高速コーナーでスピンする
ダウンフォースを増やすか、リアのスプリングを硬くして安定性を高める。
コーナーで曲がらない
フロントのグリップ不足が原因かも。車高を下げたり、フロントのスプリングを柔らかくしてみる。
加速が遅い
ギア比を短くするか、LSDの加速設定を強くする。
楽しむためのヒント

セッティングは「正解」がなく、車がもともと持っている特性や自分のドライビングスタイルや好みに合わせるのが一番。速さだけでなく、見た目や挙動のリアルさを追求するのもGT7の醍醐味です。
たとえば、クラシックカーをリアルな乗り味に近づけてみたり、MR(ミドシップレイアウト)なのにフロントヘビーな車を作ってみたりするセッティングに挑戦してみるのも楽しいですよ。
STORM RACINGでは様々なレースやパフォーマンスポイント(PP)に合わせた車のセッティングを公開しているのでぜひそちらも参考にしてみてください。
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