Thrustmaster T300 RS GT Edition について
Thrustmaster T300 RS GT Edition は、リアルなドライビング体験を追求するシミュレーションレーサー向けに設計された高性能ステアリングコントローラーです。
PlayStation 5、PlayStation 4、そしてPCの対応デバイスとして知られています。
この製品は、Thrustmasterが長年培ってきた技術を集結させたもので、フォースフィードバック(FFB)機能を備え、実際のレースさながらの没入感を提供します。
主な特徴
T300 RS GT Editionの最大の魅力は、その先進的な技術にあります。
まず、産業グレードのブラシレスモーターを搭載しており、摩擦が少なく静音性に優れたフォースフィードバックを実現しています。
このモーターは約25ワットの出力を持ち、高速かつ高精度な操作が可能です。
さらに、デュアルベルトシステムを採用することで、ステアリングの動きを滑らかにし、路面や車両の挙動をリアルに手に伝えます。
これにより、コース上の細かな凹凸やタイヤのグリップ感を体感でき、ドライビングスキルの向上にも寄与します。
ステアリングホイールの回転角度は調整可能で、270度から最大1080度まで対応しており、ゲームや車両の種類に合わせて最適な設定を選べます。
また、Thrustmaster独自の「H.E.A.R.T(HallEffect AccuRate Technology)」技術により、非接触型の磁気センサーを使用。これにより、摩耗による性能低下を抑え、長期間にわたり高い精度を維持します。
ペダルセットも特徴的で、アクセル、ブレーキ、クラッチの3ペダル構成を採用。金属製で頑丈な作りとなっており、アクセルとクラッチの高さや間隔を調整可能です。ブレーキペダルにはプログレッシブな抵抗感があり、付属のラバーブレーキMODでさらにリアルな踏み心地を追求できます。
さらに、T300 RS GT Editionは「Thrustmasterエコシステム」に対応しており、ステアリングホイールやペダル、シフターなどを交換・拡張可能です。
例えば、より本格的な「TH8A Add-On Shifter」や高品質なペダルセット「T3PA-PRO」にアップグレードすることで、自分好みのセットアップを構築できます。
ロジクール G29 との比較
ライバルとしてよく比較されるロジクール G29(Logicool G29 Driving Force)は、同じくPS5/PS4/PCに対応したハンドルコントローラーで、価格帯も似ています。どちらを選ぶべきか迷うユーザーも多いでしょう。ここでは、両者の違いをいくつかのポイントで比較してみます。
フォースフィードバックの質
- T300 RS GT: ブラシレスモーターとデュアルベルトシステムにより、滑らかで静かなFFBを提供。路面の細かな変化やタイヤの挙動を自然に再現し、パワフルかつ繊細なフィードバックが特徴です。ただし、長時間使用時に熱がこもり、パフォーマンスが落ちることがあるとの声もあります。
- G29: ギア駆動式のFFBを採用しており、ダイレクトで力強い反力を感じられます。しかし、ギアの動作音がやや大きく、T300ほど滑らかではない点が挙げられます。熱による影響は少ないものの、トルクはT300に比べるとやや控えめです。
ペダルセット
- T300 RS GT: 3ペダル仕様で調整可能な金属製ペダルを標準装備。ブレーキのストロークが長く、細かな操作がしやすい一方、初心者にはやや扱いにくいと感じる場合も。
- G29: こちらも3ペダルだが、プラスチックを多用した作りで軽量。調整範囲は狭く、ブレーキの感触はT300ほどリアルではありません。ただし、シンプルで扱いやすい点は初心者に優しいです。
カスタマイズ性
- T300 RS GT: エコシステム対応で、ステアリングホイールやペダル、シフターを自由に交換可能。長く使いたい人や本格的なシミュレーションを楽しみたい人に適しています。
- G29: カスタマイズオプションが少なく、基本的に付属品のみで使用する設計。拡張性を求める場合には物足りなさを感じるかもしれません。
デザインとビルドクオリティ
- T300 RS GT: 直径30cmの本格的なステアリングホイールと頑丈なベース(約4.2kg)が特徴。重厚感があり、実車に近い操作感を重視。
- G29: ステアリングは28cmとやや小さめで、全体的に軽量(ベースは約2.5kg)。コンパクトで設置が簡単ですが、やや安っぽさを感じるユーザーもいます。
価格とコストパフォーマンス
- T300 RS GT: G29より高価ですが、FFBの質や拡張性を考慮すると、価格に見合った価値があると言えます。
- G29: 手頃な価格で入門用として優秀。初めてハンコンを購入する人には手軽さが魅力です。


どちらを選ぶべきか?
- T300 RS GT がおすすめな人: リアルなドライビング体験を重視し、カスタマイズを楽しみたい中級者以上の方。FFBの滑らかさやペダルの質にこだわり、長期間使いたい場合に最適です。
- G29 がおすすめな人: 初めてハンコンを使う人や、予算を抑えたい人。シンプルで直感的な操作感を求めるなら十分な性能を発揮します。
結論
Thrustmaster T300 RS GT Edition は、先進的な技術と拡張性を備えた本格派向けのコントローラーです。
ロジクール G29 に比べて高価格帯ではありますが、フォースフィードバックの質やカスタマイズ性で優れており、シミュレーションレースを深く楽しみたい人にぴったり。
一方、G29 は初心者向けの手軽さとコストパフォーマンスが魅力で、気軽にレースゲームを始めたい人に適しています。自分の目的や予算に合わせて選ぶと良いでしょう。
どちらも素晴らしい製品ですが、T300 RS GT はよりリアルなレース体験を求める人にとって一歩上の選択肢と言えます。
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